カウンター DRS-DrifterRoadster-


Last Modified: 05/19/2003 14:07:52

カウンター

カウンター・・・ご存知ですよね。
リアタイヤが滑ったときに、車のヨー(旋回)方向の安定を保つために進行方向と反対にハンドルを切ることですね。
車載ビデオでN1ドライバー遊びの達人さんとドリフト小僧代表の私の運転を比べてみました。すると・・・全然違うんですねタイムが。
ストレートの速さはどうでもいいとして、コーナーが違うんです。さてさて、その原因は?

ドリフト

ドリフトさせるとき・・・ここでいうドリフトは意図的に滑らせるドリフト・・・リアタイヤをとりあえず滑らせます。車には前後にタイヤが付いてますので、内輪差が生じます。通常走行時は、操舵輪である前輪よりも追従している後輪のほうが内側を通ります。この感覚が鈍いと巻き込みでぶつけちゃうわけですね。
サイドブレーキを引く・クラッチを蹴る・有り余るパワーを後輪にぶつけるとかすると、後輪の横向きのグリップが減り(向心力)、遠心力によって外にはらみます。そのままボケーっとしてるとクルンとスピンします。後輪の横滑りに合わせて前輪を遠心力方向へ切っていくと、車が回らなくなるのでスピンしません。
ハンドル・ブレーキ・アクセルの操作で車の旋回(ヨー)をコントロールすると、車が横向きにコーナーを走っていきます。非力な車の場合、アクセルは全開のままです。だから楽しいV(^o^)V

グリップ

グリップのほうが速いといいますが、このときのグリップとは何でしょう?
摩擦には動摩擦と静摩擦があって、摩擦力は静摩擦のほうが大きいです。つまり、グリップ力が高い。地面とタイヤの摩擦は、ブレーキロックやドリフトしている状態が動摩擦で、通常走行や停止状態が静摩擦です。走っていようが止まっていようが、地面とタイヤの接合面にズレが無ければ静摩擦ということですね。余談ですが、通常走行中のタイヤは接地面の反対側(タイヤの頂部)では、地面に対して車速の2倍で動いてます。
ロードスターの場合、駆動輪は後輪ですから後輪の摩擦を最大限に発揮することが加速のために重要です。つまり、後輪の静摩擦を保つ!!

観察

早い人と遅い私の車載ビデオを比較して、感じたのがハンドル。操舵時間・角・回数。
操舵時間
私は長いですが、遊びの達人さんは短い。
操舵角
私はせいぜい90度ぐらい。遊びの達人さんが180度は軽くオーバー。
操舵回数
私のほうが回数が少なくて、遊びの達人さんのほうが多いです。
なぜこうなるのか??
この結果、私は遅いし、遊びの達人さんは速いんですね。
リアタイヤのグリップをちゃんと使えてるか否か!?ということです。
外からの映像が無いので分かりませんが、ドリフトさせてるんですね、私。カウンターこそ偶にしか当たってませんが、リアタイヤを滑らせてるからハンドル操作に違いが出てるんでしょう。
車外の景色の動きを見ると、私のほうが乱れてます。多分、遊びの達人さんはリアが流れる直前にハンドルを戻して車の旋回運動を安定させているんでしょう。対する私は、アクセル使って軽〜〜〜くリアを流し、操舵角を少なくしているんでしょう。
ドリフト小僧のクセみたいなもんでしょうね。
マツダスピードの2WAYからクスコの1WAYに変わったのに、動きの違いが全然分からなかったのはこれが原因かな?