パワーウィンドウのメンテナンス DRS-DrifterRoadster-


Last Modified: 11/04/2003 10:18:44

はじめに

パワーウィンドのメンテナンスについてです。
ロードスターのパワーウィンドは年数が経つと、とても穏やかな動きをします。あまりに穏やか過ぎて、途中で寝てしまいそうになります。
グリスアップでとても気持ち良く動くようになりますので、お試しください。
今回の題材は助手席側ですが、運転席側も同様です。

工具

必要となる工具は以下の物です。
+ドライバ
シリコングリス

モールのグリスアップと内貼りの取り外し

下の写真の赤い部分は、ゴムとガラスが触れる部分なのですが経年劣化で摩擦が大きくなりますので、グリスアップしてください。これだけでかなり動きが軽くなると思います。油膜が付くから嫌だという場合は、新品部品に交換してください。
では続いて、内貼りを取り外します。内貼りはドアハンドルとドアノブ・ファスナーでドアに固定されています。
ドアの室内側
ドアハンドル部はねじが3ヶ所(内1箇所はキャップがついてます)と内貼下部のパネルの外周にくっついているファスナーでドアに止められています(下の写真の青いのと白いの)。室内側のドアノブの部分にもねじがあります。
ドアの内側
スピーカパネル
スピーカパネルはファスナーでくっついているだけです。
ファスナーは樹脂製で割れやすいので気をつけて外してください。内貼りのパネルも非常にもろいので強引に引っ張ると破れてしまいます。
ねじ・ファスナーなど固定物を全て外し、内貼りのパネルを上に持ち上げると外れます。

ガイドレールのグリスアップ

ガイドレールのグリスアップ
防水用にくっついているビニルシートをブチルゴムが使い無いように気を付けながら、上の赤丸印の部分にグリスアップが出来るところまでめくって下さい。
ガラスに着かないように注意しながら、シリコングリスを塗ります。
グリスアップだけでかなり動きが変わると思います。摩擦が大きいとワイヤーに掛かる負担が大きくなったりして、故障に繋がりますので定期的なグリスアップをしましょう。
あとは内装を元に戻しておしまい。

モーターとレギュレータの交換

窓の動きが渋いだけでなく、動作時にギョリギョリといった異音がする場合、ワイヤーの素線が切れてます。数本の素線を撚り合わせてワイヤーになってますから、突然にワイヤーが切れることは稀です。しかし、イグニッションがONの状態で無いとパワーウィンドが動作しないため、エンジンが掛かっていないときに動かす機会は少ないのではないでしょうか?